世の中にはエルダー的、見守り人が必要だ。 私が2on1をやることになった経緯、 これからやりたいこと。

初めてのブログです。こんにちは。Nurture&Matureの飯沼(ぬまっち)です。
現在このWebを作り込んでいる、まだ、真っただ中です。

私がこの、2on1と呼んでいるものを世の中に提供しようと思い立ったのは、今から約1年前。
その直前、私は合同会社を友人と立ち上げ、これからのビジネスを軌道にのせようと忙しくしていました。しかし2人しかいない会社で、日々少しずつ何かずれていくのを感じながらも、どうしていいかわからず、より一層不安を解消しようとして忙しくしていたように思います。

そうこうしているうちに日々は流れ、私たちの意思疎通はずれにずれ、関係性はもはや自力では修復不可能になっていました。
私はこのとき、自分の信頼するコーチであり、師匠のようにお世話になっている方にお願いして、“カップルセッション”というのを受けました。
これはビジネスや夫婦間においての関係性を扱い、修復に向かうためのお手伝いをしてもらうコーチングのようなイメージのものです。
結局このときは話し合いは成立したものの、古く鄙びた建物ののように、その後私たちの関係性はあっという間に壊れてしまいました。
このときの傷つきはいまでも忘れられません。
お互いに多くの心ない言葉を投げ合いましたし、あと1つ何かが狂っていたら裁判になっていたかもしれません。
こんな思いは一生したくない、というのが強烈な原体験です。

それから改めて出直すためのコーチングを受け、「関係性の見えない力に繋がれてがんじがらめになっている人たちを解放したい」という思いを強く持つに至りました。

約1年が経った今、昨年10月からスタートして、8月までに37ケース実施させていただきました。(うち2ケースは私との関係性をコーチに仲介してもらいました)最初は人と向き合っている時間よりも、準備や振り返りの時間に倍以上費やしていた記憶があります。でもそうした一つ一つのケースを丁寧に見ていくやり方は、本当に貴重な経験になっています。
また、研修会社経由の講演に呼んで頂いたり、お知り合いの経営者に声をかけていただいたりと、ありがたいことに少しずつ認知していただきつつあります。

そして本日は、ご依頼のあったある新任課長さんとの打ち合わせでした。
この方の相談を受けたのは、まだ肌寒さの残る4月の終わり頃。新卒研修も終えて一段落。
今春から初めて課長さんとなり、どうやって10人の部下をまとめていったらいいか、悩んでおられました。
2on1は相手の話を引き出すことができるよい方法だと評価頂きながらも、今ひとつ、決断が出来ないでいました。
・・・どうしてだと思いますか?

「相手の要望を聞いてしまったら、やらなければいけなくなるのではないか・・・」
こんな切実な思いを抱いておられたのです!なんて素敵な課長さんだと思いませんか?
(私も管理職の経験がありますが、いかに部下が言ったことを忘れてくれるかを待ってたり、かわし続けた経験があります・・汗・・)

そんなこんなで、スタートを決意するまでに数回のコーチング的な打ち合わせを経てスタートをし、コロナなどもあってようやく先日全員終了し、アンケート結果も振り返りながらの本日の打ち合わせでした。
終わってみると「自分の言い分を押し通す人」というのは1人もいなかったのです。
10回の旅路では、1回終わる都度、既にいろいろなシーンをその課長さんと私とで共有していたのですが、この打ち合わせでこの課長さんがこんなことをおっしゃっていました。

「この2on1をやろうか迷っていた時に、前任の上司(現部長)に『なんで2on1やろうと思ったんですか?』って聞いたんですよね。
そしたら、『1人1人のことを知ることが大事だと思ったから』という答えが返ってきて、私正直ピンときてなかったんです。
でも今ようやくわかりました。スタートする前は、自分の中に怖さがあって、自分が相手のことを知ったら、知ってくれているっていう依存心を感じるのが怖かったんですね、こたえなきゃって。
でもみんな、それぞれに、私との関係性をどう築いていこうかってことだったり、どんな方針で行きますか?って聞いてくれたり、それだったら私こんなことできます、って言ってくれたり。嬉しい、予想外のことが起った。聞いてみないとわからないことがたくさんあった。事前に『この人はこう言ってくるだろうな』っていう予想をしていたんですが、良い意味で当たらないことが多かった。
そして私が去年までメンバーとして感じていて、声に出せなかったこともみんなある程度同じなんだってわかって、それが私の課長としての仕事で、新しくてみんなに必要な「組織の風土を作る」ということなんだろうなって、改めて思えたんです」

私がこの方の伴走を約2ヶ月間させて頂く中で、新任として本当にお辛そうな時もありました。当初は「私なんかが課長でいいんだろうか?」という言葉を何度も聞きました。
それがここまでの成長ぶり!・・ムネアツです。キュンです。
私なりに、1on1ではなく2on1だからこそ、より良い場となったなと思うのは、私が使う介入のスキルももちろん有効なんですが、何よりも「このお二人の場を見守っているよ」というメッセージだったり、スタンスだったりというのが何よりも大事なんではないかと思っています。
そういう意味では、現代は、特に都会では、そういった「エルダー(長老)的」存在が不足しているのかもしれません。
私が本当にやりたいことはこれなんだなと私自身にも栄養たっぷりのフィードバックをもらえたようで本当に嬉しい体験でした。

これからのこの課長さんのご成長が更に楽しみです。周りの部下さんとどんな豊かな関係性を作っていくのでしょうね?
また、レポートしたいと思います(*^_^*)

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