Nurture&Matureで登場する理論

物理学者であり、ユング派の分析家であるアーノルド・ミンデルの創始した心理学の1つです。人は自分が思い込んでいる自己や他者や世界の事柄以外にも、ふとしたゼスチャーや夜見る夢や身体の症状などから、頭で理解していること以上にたくさんの智慧を持っています。そうしたことからもヒントをもらうことで、より豊かな人生を歩むことができます。

調停、仲裁、仲介(デジタル大辞泉による)。
第三者が当事者同士の話し合いを促し、トラブルを解決に導くことを指します。
主に日本では医療業界においてその役割が存在します。医療に伴うトラブルを解決するために、単なる紛争解決や訴訟回避だけではなく、事故等をめぐって壊れそうになった患者と医療者間の対話の促進を通じて関係を再構築していくことを目指します。
英米独などでは、初等・中等教育でミディエーションが教えられたり、管理職の人間関係調整スキルとして普及したりもしています。

多くの人は「頑張る力」は身につけていますが、「立ち止まる力」が養われていない場合が多く、バランスが取りづらくなっています。私たちは何か思い通りにならないことがあると、「もっと頑張る」という選択肢をとりがちです。結果、何か大事なものを失ったり、体調を壊したり、意図しなかったよくない結果を招いたことはないでしょうか？ACTからはそうした「もっと頑張る」だけではない知恵をもらうことが可能です。

現代に生きる私たちは、不安な感情や考え、欲望が常に浮かんできます。そんなとき、そうした良くないものを取り払おうとまた頑張ってしまいがちです。いくらケーキを食べたい気持ちを無くそうとしても、どんどん迫ってきますよね？(笑)

そんな時、時に立ち止まる力を養い、本当に大切にしたいと思うことに向かって行動できるように練習して、不安や恐怖と上手に付き合う方法を身につけていく理論です。