このチームは職場の場所も同じく、日頃から隣同士でお仕事をしている6人グループでした。時間は1回2時間と短いタイプのセミナーのオーダーでした。また、ストレングスファインダーを過去に受検したことがある方もおられたため、ストレングスの資質を全てご説明するのではなくて、その方のTOP10の資質から私の方で予め「この人はこんな方ですか?」というプロファイルを考えた資料を作り、当日お出ししました。「え~そうなのぉ?」「そうそう!」などと大変盛り上がり、初回にこの場で学ぶための安心・安全な土壌が醸成されたようでした。
そして、この3回シリーズの肝である、「よわみ」のご説明とワークを中間に入れました。ストレングスファインダーはつよみの源泉を教えてくれるツールであり、その鍛え方については世の中に数多ありますが、「よわみ」をセットにしたセミナーはほとんどないですよね?!
ポイントは、「よわみ」をみつけて直すことでも、誰かの居心地を悪くさせることではありません。「よわみ」が作り出されるメカニズムを知って、全員がその主人公である、ということを実感してもらうために工夫しました。誰が誰の加害者だ、ということにフォーカスすることなく、全員が相手を立場の弱い存在にさせたり、自分がなったりするということを事例を交えて、まずは知って頂きました。お互いの様子から、自分も相手も、その場で感じていた一言では言い表せないような感情を、深いところで共有するような場のムードを大事に味わいました。お互いに苦しかった感覚や感情が全員で受容されると、それがどれだけ前に進むためにパワフルなエネルギーとなりえるのか、私自身が多くを教えて頂きました。最後に、最終回に取り組みたいことの宿題をお願いし、終了しました。
※以下「ストレングスファインダーの資質グループと主流派・少数派の構造」※
そして、3回目の最終回はワークを多めにしながら、できるだけお互いの無理のない自己開示を後押しし、対話形式を取り入れながら3ヶ月頑張ったことを全員で承認し、これからも続けていくことを言葉にして終了しました。
このチームの皆さんは、驚くほど関係性が改善され、多くの事を学ばれたようでした。
<以下、受講者のお声>
1.受講して役に立ったこと
Y.Oさん
なんとなく自分の強みは知っていたが、再認識出来たことで自信を持つ事ができた。
一緒に働く仲間の特性やどう接する事がベストなのか知る事により、お互いに向上していける声かけ、またどのように共に行動を起こす事がベストなのか知る事ができた。
こういう場で互いの本音を吐き出し、それを受け入れた上で互いの弱みと強みを共有する事がこれ程互いにとって心地良い思いになるのか…と思う事があの後ありました。
この気持ちを忘れずに互いに心地良い関係性でいられるよう心がけたいと思います。
この講義を受けて良かったです。改めてありがとうございました。
S.Sさん
自分を知れた事以外にも皆さんの強み、弱みを知れた事で頼り頼られやすくなったと感じました。
弱みだから良くないではなく誰しも弱みがあって、それをどう捉えてどのように行動するかが大切だと再認識出来ました。
J.Kさん
自分がどんな考え方をして行動しているのかが、目に見てわかる事で、気持ちが楽になった様に感じています。
D.Nさん
それぞれの特性がわかったので、組織としての仕事分担や役割の考え方に活かせると思います。
T.Fさん(営業部長)
チームで良くなっていきたいと思っていながら、なかなかうまく機能していなったのが、研修を通してチーム力がアップしたことです
T.Nさん(社長)
それぞれが自分の両面に気づくことができ、それを相互理解につなげたことで、お互いの違いを生かし合えることにつながった。
2.更に望むこと
M.Sさん
我が社のさらなる躍進にはあたらしく仲間になるみんなと長く働いてくれている仲間の融合が必要です。それぞれが遠慮なくアサーティブに意見を交わし合い、お客様にも仲間のみんなにも喜んでもらえる行動を起こしやすくなるような、意識を変えられるような内容のセミナーがあったらまたみんなで受講して、もっと強く互いを活かし合える会社になれると思います。ぬまっち先生の時に歯に衣着せぬ。でもだからこそ時に優しい言葉が私たちの素を引き出してくれた今回の研修でした。プロファイリングもお見事でした!😊ありがとうございました!
E.Yさん
毎年(セミナーが)あったら、自分の心の向上につながると思います。
また、自分にはないものを持っている方の話を聞ける場所が、あったらいいなと思っています。
自分を見つめ直すことのできる場所があったら、いいと思ったからです。