何となく通じ合えていないような、

言いたいことが言えないのは、人間関係に波風立てたくないから。悪く思われたくないから。
上司の権限で言い負かしてしまうのは、言い返されるのが面倒だから・・。
そうしてうまくこなしているつもりで実は、関係が悪化していくサイクルに入ってしまう。いったん波立ったら、どうしていいかわからない・・。無力感や痛みは増すばかり・・。
それなら、2on1に頼ってください。言いたいこと大切なことを、どう伝えれば、どう聞けば、お互いのより深い理解に至れるのかを一緒にやっていきましょう。
一度だけでは、途中わかりあえない苦しみもあるかもしれません。
小さくてもわかり合えた体験を通じて、「自分たちは話し合えばできるのだ、自分たちで関係維持ができるのだ」という自信を持ってもらうことを目的とし、お二人でアイディアを出し合い、実践できるようにかかわります。
その知恵を、あなたと一緒に体験して、学ばせてください。

労働生産性により大きく影響を与えるのは、「外的要因や職場環境ではなく、人間関係」です。
組織やチームの成果をよりよいものにするためには、職場の人間関係を健康な状態に保つことは重要課題です。
仲間との人間関係において、ちょっとした誤解が積み重なることで、当初は修復可能な関係性であったものが、仕事の成果に大きな影響を及ぼしてしまうほど悪化してしまうことは珍しくありません。図は左に行くほど関係性が悪化し、右に行くほど健康な様子を表しています。悪化しきった中ではプロや法律・社則による解決が必要になってしまいますが、当人や周囲の労力は計り知れません。
このような状況を作らないためにも、日頃から関係性をケアでき、お互いに健全な活力を発揮できる関係性を維持する必要があります。

健康な関係性を維持したり、修復するための介入をし、当事者同士でその関係性を維持できる力を養うプログラムです。

通常行う、上司部下同士の1on1に加え、
仲介者を加えた3人のスタイルで実施します。

<どんなことをやるの？>
1on1で陥りがちな、十分に理解し合った気になれないという問題を解消します。
上司・部下同士の対話を進める中で仲介者が観察し、お互いの理解促進が更に必要なタイミングで介入して、確認や問いを発したりして、深い対話を促進します。
仲介者は原則どちらかの立場に肩入れせず、中立の立場で関わります。

<どんないいことがあるの？＞
・ハラスメントの減少・抑止
→個室やオンラインでの実施による密室での対話は、つい度を超して関わってしまうことがあります。当人達が第三者の目を意識することで、モラルを逸脱しそうな意識状態になることを避ける効果があると共に、守秘義務は守りつつも万が一何かあったときのエビデンスとしても機能します。

・コミュニケーション不良による退職やメンタルダウンによる人員不足の抑止
→思い込みや誤解により職場で思うように仕事が出来ない人を実に多く耳にします。少し対話をするだけで居心地の悪さが解消することもあります。しかし多くは誤解を解くための手法を知らず機会を失っているように思います。関係性が悪化しきってしまう前の実施が効果を発揮します。

◆上司Oさん

とても意味のある時間でした。コロナ禍だからと言うだけの理由ではなくそもそもコミュニケーションの質をどうやって上げるかためになったと思います。
やはり「聞かないとわからないなー」ということがわかりました。何人かの部下は付き合いも長くなり、何となくこんなことを考えているからこんな行動なのかなーということをわかっていたつもりなんですが、聞いてみて全く違う話が出てきたので驚きました！
それと、何人かの部下が、2on1を実施した後に行動が変わったことも驚きでした。何度も日報の報告メールが長すぎてわからないから、変えてねと言ってきたのですが、変わらずで・・
ところがこの2on1を実施した次の日の日報メールからフォーマットが劇的に変わり、読みやすさを考えて内容を伝えてくれるようになったのです。これって凄い事だと思いました。
あともう一人印象的だったのは、いつも、あるデータの収集と分析をして報告をすることを担当しているメンバーのことです。これまでは上司の私としてはどこかちょっと物足りなさを感じていたのですが、彼女と2on1の中でこの仕事について様々な話をした数日後、自分から分析のポイントを話し、報告先への提案まで考えて私に報告してきてくれたのです。今までは言われたとおりの範囲の仕事でしたが、こんなふうに彼女の行動が変わったことは正直驚きでした！

◆上司Oさんの部下の皆さん

【感想】
・意味のある時間でした。認識を合わせるのは大切なことで、日常はそれがなかなかできないと思っています。そのため、ズレを合わせる時間として使わせてもらえたのは、とても良かったです。
・お互いの認識の相違を話せたこと、最後にお2人からFBしてもらった私のこと、の2つが衝撃だったのに本当に心が楽になりモチベーションが久々に上がりました。
・正直、昨日の時間は満足しています！心の中で伝えたいな～と思っていたことを自分の口で伝えることができ、少し気持ちがすっきりしました。
・コーチがいる安心感もあり、思っていたより正直に話すことができました。
・しっかり、話が噛み合うように、間にはいってくださったのでいいなと思いました。
・以前同じ話をしたことがあるのですが、その時はなんとなくかわされた感があったのです。それを今日はコーチが話を軌道修正してくださり、深く掘り下げていただけたので、そこは2on1だから出来たことでとても良かったです。
・ずっと上司に聞けずにいた事を聞けたので良かったです。いつかすり合わせしたいな、と思いつつ出来なかったのでかなり大きな出来事でした！また、上司が気になっていた事も聞いてくれたんだな、とたくさんお話してくださったことも、とてもうれしく思いました。あとは、もう少し聞いてみたいなっていう時にコーチの方が入ってくださるのでやはり一人よりずっと話しやすかったです。
・ストレングスの勉強会をしていただいていたおかげで、双方に資質についてベースの理解があるので、資質を考慮しながらコミュニケーションを深めることができてよかったです。

【更に望むこと】
・上司も話した後に良かったなと思ってもらえる時間になってたらいいなと思います。上司としてこの時間を作り臨むことは、私だったら怖いなと感じる部分も多いので。あとは、やはり上司部下だけではなく、課全体のコミュニケーションの捉え方が明るいものになればいいなと思います。
・少し時間を空けて、また2on1の時間を設けていただけると有難いなと思います/定期的に行われるとよいかも知れない、と感じました。