日常に存在するジャニーさん

こんにちは。Nurture&Matureの飯沼美絵です。

どうも、子供の頃から切羽詰まらないとやらないタイプで、

普段はのんびりやっているくせに、このGWはせっせとお仕事の作り物をしております。

今日は5月3日、めっちゃお天気がいい!!外にも行きたい!

しかし、友人のみっつーから、

「ある人が、サービスの利用者を増やすために3ヶ月で180記事を書いたら、すごいPV数が増えたって言ってたよ^ ^」

という情報をもらい、

なんですと?! それはもっとブログ書かないとなぁ~ と思い立った次第です。

今回のタイトルは、“日常に存在するジャニーさん”

ジャニーさんとはジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川さんのこと。

ジャニー喜多川さんはもう亡くなっていますが、もとジャニーズJr.の方が、日本外国特派員協会で記者会見を開き、性的被害を受けていたことを告白したことで、先月から再度ジャニーさんとジャニーズ事務所への注目が集まっています。

私はここで“グルーミング”という言葉を知りました。

“グルーミング”とは。以下、Wikipediaより。

“人間における子供への性犯罪の前に加害者が子供の孤独や承認欲求につけこみ被害者との親密な関係性を築き、性犯罪に及ぶ準備の懐柔行為を示すことがある。グルーミングはツイッターやTikTokなどSNSを通じて行われることがある.”

主に、大人が子供にする行為のようです。

特に、子供にとって何らか特別な力を持った存在の大人が子供に被害をもたらす場合、より深刻でなかなかその関係から抜けきれなくなってしまう。

今回のように、タレント会社の社長や、大学の教授が生徒に、ということもあるらしい・・・・。

そこまで知ると、きっと就職活動中の学生さんへの被害なんかもあるんだろう・・・。と想像もできます。

今回私は、“日常に存在するジャニーさん”という書き方をしました。

日常は、大げさなんじゃないの?と思った方もいると思います。

どうしてこんなふうに書いたかというと。

この私の深い思いは、自分がサービスを提供している、ある会社の方々のことを見聞きしたことに始まりました。

昨年度は思ったより業績が悪く、今年度は大きな組織変更があったようです。

私はここの方々に数年来、ストレングスのグループコーチングを伴走させてもらっていて、とても皆さんを身近に感じておりました。

3月の最後の時、「来年度の組織はこういったことに理解を示してくれなさそうなので、残念だけどこれで最後になりそうです・・」

と、心から残念そうに、心細そうに話してくれました。

いつものように、明るく、笑ってくれてはいましたけど、ただならぬ雰囲気を感じていました。

私はサラリーマンを卒業して数年経つので、今や不思議だなと思います。

どうして会社で、自分のパフォーマンスを出すために必要だと思うフォローを受けられないのでしょう?

どうして、上司にお願いをしにいけないのでしょう?

残念ですが、この現状が、2on1コーチングが必要とされる背景でもあり、

とはいえ、どうして目の前にいる二人がこんなにも普通に自分の考えや要望を話すことが難しいのか・・・。

これは決して、根性論を推進するために書いているのではありません。

“おまえがチキンだから言いに行く勇気がないんだ”ということを伝えたいのでは、決してありません。

グルーミングとは、主に、大人が子供に、性的被害を加えるということですが、

私が見聞きして本当に残念だと思う構図の中にも似たような、簡単には動かしがたい構造があると思ったのです。

大人Aが子供Bに、というのは、AはBにとってとても強い、魅力的な(あるいは庇護から外れるととても困る)権力を持っているということ、

性的被害は、会社ではセクシャルハラスメント、パワーハラスメント、などいろいろ起こりますが、

つまりBが嫌だと思うことをAの存在によって我慢する必要がある状況であること、こんなふうに捉え直してみてください。

「そのレベルなら、サラリーマンは会社に逆らえないからねー、普通だよ」

という言葉が聞こえそうです。

本来、今や、従業員の方がずーっと守られているのです。

部下側が正しい知識を持って上司に接していけば、自分がかっちりはめられていると思っているその職場の生きづらさを変えることができるかもしれない、と少しでも、思ってみませんか?

そして、権力が好むのは何より権力下にいる人間を“黙らせること”なんですよ。

それでじゃあ、「ケンカをしかけましょう!」と言っているわけではないよ。

自分の考えや希望を伝えるために、特別な勇気や気合いや言葉の暴力を伴わずに伝える練習をする、

本当にこのスキルを練習していく必要があると思うのです。

これをやろうとせずに、自分がしんどいのは会社や上司のせい、にだけしてしまうと、自分の“憂さを晴らす”場が必要になりますよね。

カラオケとか、スポーツとかそういう健康なものならいいけど、

今や、カスタマーハラスメントやあおり運転、前の車が後ろの車の進路を妨害するとか、SNSで誹謗中傷して一人の人をボッコボコにするとか、こういう、行き場のない怒りが、より、その怒りをよけられない人に向かってしまい、不幸せの連鎖が加速してしまう方向になっていくようで怖いのです。

本当は、誰も、怒りたくないし、我慢したくないし、誰かの幸せを搾取しなくても良いはず。

大事な人と、お互いがその人であれるあり方で、一緒に生きて行けたらいいのにね。

何も言わない、しないのは、自分が望まない方向を加速させるだけ、嵐はじっとしていても過ぎない。

だから、これからも、ちょっとでもいいから、本当に守るべき自分の生き方を大事にするために、時には逃げながら、

賢く、強く、したたかに生きて行こう!

今年度もどうぞよろしくお願いします。

関連記事

2on1奮闘記

自己・他者理解

関係性

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事 おすすめ記事
  1. 関係性を観戦したり応援したりする

  1. 管理職の悲鳴? -2023年版 Gallup 職場の従業員意識調査で日本は世界最低-

  2. ガーシー議員て何だったの??

  3. 『葬送のフリーレン』×ストレングス ファインダー ~力とは何か~

カテゴリー

アーカイブ

検索


TOP
TOP